カップリング

機械要素

機械要素の基礎:ユニバーサルジョイント

ユニバーサルジョイントは、一直線上にない二つの回転軸を連結し、動力を伝達するための機械要素部品です。日本語では自在継手と呼ばれ、角度を持った状態で回転を伝えるその機能は、自動車のプロペラシャフトやドライブシャフト、産業機械の駆動部、さらにはステアリング機構に至るまで、現代の機械システムにおいて血管のように動力を分配する極めて重要な役割を担っています。単純なカップリングが同軸上の軸同士しか連結できないのに対し、ユニバーサルジョイントは継手部分で屈曲することを許容します。さらに、運転中にその角度、すなわちジョイント角が変化しても動力伝達を継続できるという動的な自由度を持っています。この特性により、サスペンションの動きによってタイヤの位置が絶えず変化する自動車や、可動部を持つロボットアームなどの動力伝達が可能となります。
機械要素

機械要素の基礎:トルクリミッター

電気回路におけるヒューズやブレーカーが、過大な電流から回路を守る役割を果たすのと同様に、トルクリミッターは機械的な過負荷からモーター、減速機、そして機械本体を守る役割を担っています。機械的ヒューズと呼ばれる所以です。FA機器、搬送装置、梱包機械、印刷機など、モーターで駆動されるあらゆる産業機械において、ジャムすなわち噛み込みや、衝突事故は避けられないリスクとして存在します。これらの異常事態が発生した瞬間、駆動系の持つ巨大な慣性エネルギーは破壊的な力となって最も脆弱な部品を襲います。トルクリミッターは、設定されたトルク値を超えた瞬間にスリップや分離動作を行うことで、このエネルギーの伝達経路を断ち切り、被害を最小限に食い止める重要な機能部品です。
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機械要素の基礎:軸継手

機械システムにおいて、動力を発生させる場所と、実際に仕事をする場所は物理的に離れていることがほとんどです。そのため、それぞれの軸をつなぐ必要があります。しかし、単に棒を溶接して一本にするわけにはいきません。組立やメンテナンスの都合上、分割可能である必要があり、さらに運転中に生じる振動や軸芯のずれを吸収する機能が求められるからです。
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