ベアリング

表面処理

表面処理の基礎:超仕上げ

超仕上げは、金属加工の最終工程において、工作物の表面粗さを極限まで向上させ、同時に真円度などの幾何学的な形状精度を改善し、さらには前工程である研削加工によって生じた表面の変質層を除去するために用いられる精密加工法です。英語ではスーパーフィニッシング、またはマイクロフィニッシングと呼ばれます。砥石と呼ばれる固定砥粒工具を、工作物の表面に比較的低い圧力で押し当てながら、工作物の回転運動に加えて、砥石自身に微細かつ高速な振動、すなわち揺動運動を与えることに特徴があります。この複合的な運動により、砥粒は工作物表面上で複雑な正弦曲線を描き、方向性のない網目状の研磨痕、いわゆるクロスハッチを形成します。
機械要素

機械要素の基礎:無給油ブッシュ

無給油ブッシュは、その名の通り、油やグリースといった外部からの潤滑を一切必要とせずに、滑らかな摺動運動を可能にする、自己潤滑性を備えたすべり軸受の一種です。オイルレスベアリングとも呼ばれ、機械の保守作業を大幅に削減し、設計を簡素化すると同時に、油による汚染を嫌う環境での使用を可能にする、極めて重要な機械要素です。
機械要素

機械要素の基礎:リニアブッシュ

リニアブッシュは、円筒形状の案内軸に沿って、滑らかで精密な直線運動を可能にするための機械要素です。ボールベアリングが回転運動の摩擦を低減するのに対し、リニアブッシュは直線運動における摩擦を劇的に低減させる役割を担います。その内部には、鋼球(ボール)が組み込まれており、このボールが軸と接触して転がることで、すべり摩擦に比べて遥かに小さい、転がり摩擦による軽快な動作を実現します。
機械要素

機械要素の基礎:オイルシール

オイルシールは、機械の内部で回転する軸と、それを支持する動かないハウジングとの隙間を塞ぎ、内部の潤滑油やグリースが外部へ漏れるのを防ぐと同時に、外部から埃や水分といった汚染物が侵入するのを防ぐための、極めて重要な機械要素です。リップシールとも呼ばれ、自動車のエンジンやトランスミッション、産業機械の減速機、モーターなど、回転運動が存在するほぼ全ての機械に組み込まれています。
機械材料

機械材料の基礎:軸受鋼

軸受鋼は、ベアリング鋼とも呼ばれ、転がり軸受、すなわちベアリングの内輪、外輪、そして玉やころといった転動体を製造するために特別に開発された、特殊用途鋼です。ベアリングは、機械の回転部分を滑らかに支持し、摩擦を減らすという極めて重要な役割を担っています。その心臓部である転動体と軌道輪は、運転中に極小の点や線で接触しながら、非常に大きな荷重を繰り返し受け続けます。この極限的な状況下で、何億回、何十億回という回転に耐え抜くため、軸受鋼には他のいかなる鋼材にも見られない、特異で高度な特性が要求されます。
機械要素

機械要素の基礎:グリス

グリスは、機械の摺動部分の潤滑に使用される半固体状の潤滑剤です。その基本的な構成は、基油と呼ばれる液体潤滑油を、増ちょう剤という固体または半固体の物質でゼリー状の構造に固め、さらに必要に応じて各種の添加剤を配合したものです。主な目的は、機械部品間の摩擦を減らし、摩耗を防ぎ、焼き付きを防止すること、加えて金属表面の錆を防ぎ、外部からの異物の侵入を抑制することです。潤滑油では流れ落ちてしまう箇所や、頻繁な給油が困難な箇所、密封性が求められる箇所などに特に適しています。
機械要素

機械要素の基礎:軸

軸は、機械を構成する最も基本的な要素の一つであり、通常は断面が円形の棒状の部品です。その主な役割は、動力を伝達すること、運動を伝達すること、あるいは歯車(ギア)、プーリー(滑車)、スプロケット(鎖歯車)、はずみ車(フライホイール)、クランクなどの回転する部品を、それらが円滑に回転できるように支持することです。ほとんど全ての回転機械には、その機能を実現するための中心的な部品として軸が組み込まれており、機械全体の性能、精度、耐久性に直接的な影響を与える重要な要素です。
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