接着剤

機械材料

機械材料の基礎:ポリウレタン

ポリウレタンは、特定の単一の物質を指すのではなく、その分子の主鎖にウレタン結合(-NH-CO-O-)を繰り返し持つ、高分子化合物の総称です。このポリウレタンは、現代の工学材料の中で最も「変幻自在」な材料の一つとして知られています。原料となる二つの化学物質の種類と配合比率を「設計」することにより、柔らかいスポンジのようなフォームから、スケートボードの車輪のような強靭なエラストマー、さらには塗料や接着剤、伸縮自在な繊維に至るまで、その最終的な形態と物性を極めて広範囲にわたって制御できます。この卓越したカスタマイズ性により、ポリウレタンは、自動車、建築、家具、衣料、医療、エレクトロニクスと、あらゆる産業分野で不可欠なキーマテリアルとなっています。
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機械材料の基礎:エポキシ樹脂

エポキシ樹脂は、その分子内にエポキシ基と呼ばれる、反応性の高い三員環構造を持つ熱硬化性樹脂の総称です。単体で使われることはなく、必ず硬化剤と呼ばれる第二の成分と混合・反応させることで、強固な三次元の網目構造を形成し、その卓越した性能を発揮します。その工学的な本質は、他の樹脂を圧倒する接着性、優れた機械的強度、高い電気絶縁性、そして化学的安定性にあります。さらに、硬化する際の体積収縮が極めて小さいという利点も併せ持ちます。これらの特性の類稀なバランスにより、エポキシ樹脂は、単なるプラスチック材料の枠を超え、接着剤、塗料、複合材料のマトリックス、電子部品の封止材として、現代のあらゆる基幹産業に不可欠な、最も高性能なポリマー材料の一つとしての地位を確立しています。
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機械材料の基礎:クロロプレンゴム CR

クロロプレンゴムは、化学的にはポリクロロプレンと呼ばれ、クロロプレンというモノマーを重合させて得られる合成ゴムの一種です。その最も有名な商品名であるネオプレンとして、広く世界に知られています。1930年代に米デュポン社によって工業化された、最も歴史のある合成ゴムの一つであり、その登場は、天然ゴムに依存していた産業界に大きな変革をもたらしました。
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