金属材料

機械材料

機械材料の基礎:機械構造用炭素鋼鋼材

機械構造用炭素鋼鋼材は、その名の通り、機械を構成する歯車、軸、ボルト、クランクといった、様々な部品の材料として使用されるために設計された炭素鋼です。日本産業規格ではJIS G 4051に規定されており、その規格記号からS-C材という通称で広く呼ばれています。例えば、最も代表的なS45Cは、この鋼材ファミリーの代名詞的な存在です。
機械材料

機械材料の基礎:ばね鋼

ばね鋼は、その名の通り、ばね製品を製造するために特別に設計された鋼の総称です。ばねの最も重要な機能は、外部から力を受けて弾性的に変形することでエネルギーを吸収し、力が取り除かれると元の形状に復元してそのエネルギーを放出することにあります。この基本的な役割を果たすため、ばね鋼には他の鋼材とは一線を画す、極めて高い弾性限度が要求されます。
機械材料

機械材料の基礎:一般構造用圧延鋼材

一般構造用圧延鋼材は、その名の通り、建築、橋梁、船舶、産業機械といった、社会を構成する多種多様な「一般構造物」の部材として、最も広く、そして大量に使用されている基本的な鋼材です。日本産業規格ではJIS G 3101に規定されており、その規格記号からSS材という通称で呼ばれています。
機械材料

機械材料の基礎:クロムモリブデン鋼

クロムモリブデン鋼は、炭素鋼に主要な合金元素としてクロムとモリブデンを添加した、低合金鋼の一種です。一般には、その成分の頭文字をとってクロモリという愛称で広く知られています。この鋼の最大の特徴は、熱処理を施すことによって、高い強度と、破壊に対する抵抗力である靭性(粘り強さ)を、極めて高いレベルで両立できる点にあります。ただ硬いだけでなく、しなやかさも兼ね備えているため、過酷な力がかかる構造部材や機械部品に理想的な材料として、長年にわたり絶大な信頼を得ています。
機械材料

機械材料の基礎:ニッケル合金

ニッケル合金は、ニッケルを主成分として、クロム、モリブデン、鉄、銅といった様々な元素を添加することで、特定の性能を飛躍的に高めた合金の総称です。その最大の特徴は、一般的なステンレス鋼ですら耐えられないような、極めて過酷な腐食環境や超高温環境下で、驚異的な耐久性を発揮する点にあります。
コラム

機械材料の基礎:鋳鉄

鋳鉄は、鉄を主成分とし、炭素を多く含む鉄-炭素系の合金です。炭素量がこれより少ない鉄合金である「鋼(はがね、Steel)」とは明確に区別されます。鋳鉄には炭素の他に、ケイ素が通常1~3%程度、さらにマンガン、リン、硫黄などが不純物または合金元素として含まれます。その名の通り、鋳鉄の最大の利点は「鋳造」に適していることです。鋼に比べて融点が低く(約1150℃~1250℃)、溶けた状態での流動性が良いため、複雑な形状の製品でも型に流し込むことで比較的容易に製造できます。この優れた「鋳造性」により、古くから様々な製品の製造に用いられてきました。
機械材料

機械材料の基礎:ステンレス鋼

ステンレス鋼は、鉄を主成分とし、クロムを10.5パーセント以上含有させた合金鋼の総称です。その名称が示す通り、ステイン(汚れや錆)がレス(無い、少ない)な鋼であり、一般的には錆びにくい合金として知られています。現代社会において、キッチン用品やカトラリーといった身近な製品から、化学プラントの巨大な反応容器、鉄道車両の構体、さらには原子力の炉内構造物に至るまで、ステンレス鋼はあらゆる産業分野で基盤的な役割を果たしています。単に錆びにくいというだけでなく、耐熱性、強度、加工性、意匠性といった多様な機能を持つこの材料について、その防食原理、金属組織による分類、物理的特性、そして加工と使用上の技術的留意点について詳細に解説します。
材料力学

機械材料の基礎:鉄鋼

機械材料として鉄鋼は非常に広範に使用されている材料です。資源量が豊富で精錬しやすく強靭であり加工も容易なため広く利用され、機械産業において非常に重要な位置を占めています。そのため生産量が非常に多く全世界の金属材料生産の約90%は鉄鋼の生産になっています。
スポンサーリンク