機械要素 機械要素の基礎:シーズヒーター
シーズヒーターは、金属パイプの中に発熱体を封入し、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電熱部品の総称です。家庭用の電気ストーブやオーブンレンジから、工場の巨大なプラント、金型の加熱、さらには半導体製造装置に至るまで、電気を使って物を温めるあらゆる場面で最も標準的に使用されている熱源です。その外見は単なる金属の棒に見えますが、内部には極めて高度な絶縁技術と熱伝達の理論、そして金属加工のノウハウが凝縮されています。裸のニクロム線をそのまま使うオープンヒーターとは異なり、発熱体が完全に金属で覆われているため、感電の危険がなく、機械的な衝撃にも強く、かつ液体中や真空中でも使用できるという圧倒的な汎用性を持っています。