既編 機械材料の基礎:ニッケルクロム合金
ニッケルクロム合金は、ニッケルとクロムを主成分とする合金であり電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電熱線、あるいは極めて高い電気抵抗を精密に維持する抵抗器の材料として使用されている金属材料です。一般的にはニクロムしてよく知られています。この合金は電気を通しにくい性質を持っています。さらに金属は高温になると空気中の酸素と結びついて燃え尽きてしまうという弱点も、独自の防錆メカニズムによって克服しています。トースターの発熱線から、金属の溶解やセラミックスの焼成を行う巨大な工業用電気炉の熱源に至るまで火を使わずに高温を作り出す技術は、この合金の誕生によって実用化されました。