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機械材料

機械材料の基礎:炭化ケイ素

炭化ケイ素は、ケイ素と炭素が1対1の原子比で結合して形成される化合物で、その化学式はSiCと表記されます。天然には、隕石中にモアッサナイトとしてごく稀に存在するのみで、工業的に利用されるものは、ほぼ全てが人工的に製造されたものです。その最大の特徴は、ダイヤモンドに次ぐ極めて高い硬度と、優れた耐熱性、そして化学的安定性にあります。これらの特性から、古くは研磨材として、現代では過酷な環境下で使用される機械部品や耐熱構造材として、重要な地位を占めてきました。
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