千葉県が管理する印旛沼(成田市船形干拓地先)で、台風25号に伴う大雨により決壊した堤防の緊急復旧工事が10月15日に完了した。16日には現地で施工完了の報告会が開かれ、熊谷俊人千葉県知事は約3週間という短期間での完了に謝意を示すとともに、本復旧に向けた決意を新たにした。
被害の概要
9月20日から21日にかけての大雨で、印旛沼の堤防が延長72.6mにわたって決壊し、周辺で広範囲の浸水被害が発生した。千葉県によると、このほか角川集水路、長門川でも破堤が確認されている。
復旧の経過
角川集水路は9月29日、長門川は9月30日にそれぞれ荒締切工を完了。印旛沼本体(船形干拓)では10月3日に荒締切工を終えた後、鋼矢板による二重締切工を進め、10月15日17時に工事を完了した。
印旛沼の工事は鹿島が担当し、無事故で完工した。角川集水路は小高興業、長門川は村樫建設工業が緊急対応にあたった。
「チーム印旛沼」で国・県・機構が連携
千葉県、水資源機構、国土交通省関東地方整備局は「チーム印旛沼」を結成し、緊急排水と応急復旧を一体で進めた。関東地方整備局は県の要請を受けて緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)を派遣し、日本建設業連合会とともに技術支援を実施。印旛沼では工事監督まで担った。水資源機構は排水機場のポンプを稼働させて水位を下げ、施工しやすい環境を整えた。大竹機場には排水ポンプも設置された。
報告会には熊谷知事のほか、西澤賢太郎関東地方整備局長、岡村次郎水資源機構理事長らが出席した。



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