国土交通省は11月6日、砂防堰堤を活用した水力発電の普及・拡大に向けて「砂防堰堤を活用した水力発電の取組事例集」を作成し、公表した。全国で稼働している施設のうち掲載可能な63事例について、発電開始時期や設置箇所、取水形式などの概要と地域連携の工夫をまとめた。発電事業者や自治体の参考として活用してもらい、再生可能エネルギーの普及・拡大につなげる。
全国6万基超の既設砂防堰堤を活用
砂防堰堤は土石流を食い止めたり、山腹を安定させたりするための施設で、全国に6万基を超える既設の砂防堰堤がある。その一部では水通し部に表流水が流れており、落差や取水が見込める堰堤では、既存のインフラを生かした水力発電が可能になる。国交省はこれまでに「既設砂防堰堤を活用した小水力発電ガイドライン(案)」と「既設砂防堰堤を活用した小水力発電の手引き」を公表し、発電事業者の参入を後押ししてきた。
事例集の内容
- 掲載可能な63事例について、施設ごとの発電開始時期、設置箇所、取水形式などの概要と地域連携の工夫を掲載
- 発電施設や地域連携のPRポイントを記載し、優良事例の横展開に向けて各事例の問い合わせ先も掲載
- 令和8年7月時点で全国で稼働している73施設について、設置数、所在都道府県、取水形式の割合、発電事業者別の設置数などをグラフ等で整理した統計資料を収録
事例集とガイドライン(案)、手引きは国交省砂防部のホームページで公開している。
出典:国土交通省報道発表(2026年11月6日) https://www.mlit.go.jp/report/press/sabo02_hh_000183.html
事例集・ガイドライン等:https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sabo/sabo02_tk_000048.html



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